様々なサーバーの種類について
サーバーを構築してサービスを提供するためには、役割に見合ったアプリケーションをインストールする必要があります。通常、1つのサーバーに対して1つの役割を持たせる場合がほとんどですが、システムの規模が大きければ複数の機能を持たせることも可能です。その場合、コスト削減にはなりますが、破損した場合の対応が大変になります。機能の種類についてですが、代表的なものとして5つほどに分けることができます。
1つ目はWebで機能するもので、利用者の要求に応じてWebページをブラウザ上に表示します。2つ目はメールに関する機能を持ったもので、受信と送信に分かれて管理されています。3つ目は、SSHサーバーと呼ばれるもので通信内容を暗号化して、情報をやり取りする役割を果たしています。特に、パスワード等の重要な情報が暗号化されないと、セキュリティの面で大きな問題となるので、非常に大切な部分です。
4つ目はDNSサーバーというもので、IPアドレスをドメインに変換する役目を担っています。IPアドレスは現実世界の住所にあたるようなもので、数字とピリオドの羅列で表現されます。しかし見た目が分かりづらいので、人間にとって見やすいドメインをつかってアクセスできるようにしています。5つ目は、FTPを利用してファイルの受け渡しができるようにするものです。
接続設定も可能で、特定のユーザーのみ使用可能にすることもできます。もちろん、この他にも色々な種類のサーバーが存在します。