サーバーへの不正なアタックについて
サーバーはインターネットで誰もが閲覧できるようなホームページを立ち上げる際などに用いられていますが、場合によってはホームページのなかにクレジットカードの決済のしくみを採り入れたり、管理者にメールが発信できるようなフォームを仕組んだりといったことがあります。この場合、やりようによっては、外部から送信されてくる個人情報を、他人がひそかに盗み見るといったことも可能であるため、サーバーに対する不正アクセスというのはあとをたたないのです。ほかにも、単にサーバーをダウンさせることが目的という愉快犯のような場合もあれば、政府や特定の企業などをねらった攻撃によって、なんらかの主義主張を実現させようとしている場合もあります。こうした不正アクセスに該当するものにはいくつかの種類があり、単純なものから複雑なものまでさまざまです。
ごく単純なものとしては、サーバーが処理できないほどの大量の情報を一度に送りつけて麻痺させてしまうという不正なアタックがあります。人力でブラウザのリロードボタンを何度も連打して必要以上の呼び出しをかけるといった古典的な手法も、このような不正なアタックに含まれるといえます。プログラムを用いておなじようなことをすれば、さらに労力を要せず効率的にサーバーをダウンさせるという目的を果たすことができますし、場合によっては別人のパソコンをウイルスなどによって乗っ取り、同様の不正なアクセスをさせることもあります。